防衛運転

 

防衛運転は車、バイクともに大事なことです。もちろん自転車や歩行者であっても。

私の考える防衛運転についてお話します。
車を運転中は左折時にはすり抜けられないようにしっかり左に寄せてから左折します。
右折時にも本来ありえるはずのない右からの追い越し車がないかできるだけ確認してから右折します。
指示器はできるだけ早めに他者が認識できる時間を確保しつつ、また誤解を与えないようなタイミングで出すよう心がけています。指示器は30m前に出せという人もいますが、いつもその距離で出すのは運転のことがわかっていないのではないかと思っています。出しているスピードによってはもっと手前から出す必要がありますし、かなり遅いスピードならもっと手前でも構わないと考えます。自分のスピード゙や道路の状態をふまえた上で他者が自分の行動を認識できる時間を考えた上で指示器を出すことが重要ではないでしょうか。

止まるときは後続車の動きを確認し、後続車もちゃんと止まろうとしているかをできるだけ確認します。後続車が減速するまでは前走車との間隔はそれなりにとっておきます。後ろから衝突された際に玉突き事故を予防するためです。

一時停止はちゃんととまります。昔は交差点ぎりぎりで止まっていることもありましたが、これだと優先道路の車からみると一時停止せずに車線に飛び出す車との区別がつきにくく、優先道路の車が減速することになるため交通の流れを妨げると認識するようになりました。それからはちゃんと止まるようになりました。

自転車や歩行者の立場の時も自分が優先だからというのではなく、できるだけ周囲の安全確認をおこないます。人間の視野はスピードが上がるほど狭くなるのです。本来、車やバイクのスピードでは人間には対応できない部分があるのです。しかし歩行者はより広い視野で注意することができる。だから歩行者自身の安全のためには車やバイクが注意してくれるはずと思わず、歩行者自身が注意することがもっとも効果的なのです。これは昔に読んだ運転マニュアル本(たぶん中島聡の本)に書いてあったことなのですが、確かにその通りだと思います(別に車やバイクが歩行者に注意しなくてもいいとは言っておりません)。

などなど、偉そうに言っていますが、毎回必ずできるかというと何かの拍子でできないときもあり、反省することもあります。

しかし人間とはどんなに注意していてもミスをする生き物です。このことをしっかりと受け取ることができるかどうかでミスの頻度は変わるでしょう。自分も他人もいつミスするかもしれないと思うから日々注意して運転しようとします。またみんなが防衛運転を行えば、ひとりの一つのミスで事故が起こる可能性は減らせます。そのように思うからこそ安全運転・防衛運転の啓蒙の必要性を実感します。おそらくこれは物心つくくらいから始めないといけない問題でしょう。教習所では確実に遅すぎますし、中学校でも手遅れでしょう。幼稚園もしくは保育園くらいから開始すべきでしょう。